- なぜかあの人と比べて自分がダメに見える
- 同期が先に評価されると焦る
- 後輩の方が仕事ができると感じる
- SNSで「がんばってる人」を見るたびに自分が小さく感じる
誰かと比較したり劣等感があるのはあなただけではありません。

看護師、助産師として真面目に働く上での自然な感情とも言えます。
この記事では、助産師として8年間働いてきた私が、そのなかで身につけた私なりの劣等感との付き合い方についてお伝えします。あなたの気持ちが少しでも軽くなると嬉しいです。
何故周りと比べてしまうのか
職場の特性や個人の得意不得意で違いが出てきやすい
看護技術、助産技術は実践機会や個人の特性により習得スピードが違うため、自分より早く成長しているように見える同期や後輩がいると、強い焦りを感じやすくなります。
看護学生の頃からの比較されやすい文化の影響
明確に比較される環境(テストの点数、技術の到達目標など)が整っていると、人と比べる癖がつきやすいです。
責任感の強さ
失敗が許されないという重圧や、患者第一の価値観により、自分のミスや未熟さに厳しくなりすぎてしまい、周囲の“いわゆるできる人”との比較が強まりやすいです。
これらの影響で、看護師、助産師は自分と周りと比べたくなくても比べてしまい、劣等感を抱きやすいと言えます。

こんな環境で劣等感を持たないようにするのは難しいのです!
苦しい劣等感への対処法
私の場合は、一つ上の先輩や後輩に上司や先生とのコミュニケーションも助産技術も私よりはるかに上手だ...と感じる人が数人いて、常日頃から劣等感がありました。
失敗したときや厳しい指導を受けたとき、悔しくてうまくできないのが恥ずかしくて、自分以外の人がなんでもできるように見えて、辛くて毎日家で泣いて…といったことが続くこともありました。
でもなんとか頑張りたい!と思って仕事を続けるうちに、私なりに劣等感とうまく付き合う方法を5つ見つけました。
同じように悩んでいる方、もしよければ参考にしてみてくださいね。
人と比べることや人との違いは悪いことではないと認識する
あなたの劣等感は、自分を変えたいという向上心の裏返しでもあります。
すぐには難しいきもしれませんが、その感情を自分責めることに使うのではなく、成長のための気づきとして受け入れることが大切です。
✖ あの人はすごい!→それに比べて自分は…
〇 あの人のここがすごい!→何が自分と違うのか?→それを取り入れるには?
自分なりの評価軸をもつ
看護、助産の現場では、 処置の速さ、知識量、技術の確実さ …など、数値化・目視化できるものが評価されがちです。
しかし、看護職の世界はそれだけではないですよね。
• 患者さんに丁寧に関わる力
• 後輩から相談される安心感
• チームの雰囲気を和らげる存在感
こういった“目に見えにくい実力”も必ずあります。
あなたが得意なこと、これならできると感じることは何ですか?
今すぐに思い付かなくても、必ずあなただけの個性があるはず。焦らずゆっくりそれを探してみましょう。
意図的に比較しない時間をつくる
SNSを見ない時間をつくる 時間ができるとついついSNSに手が伸びてしまいますよね。
しかし、SNSは他者の成功や喜びがダイレクトに表示されているもの。
あなたが今劣等感をコントロールしづらいと感じているなら、見る時間を減らすなどの工夫が必要かもしれません。
今の自分を記録する習慣をもつ
すごいと思うあの人との違いを比べるのではなく、過去の自分と比べてみましょう。
自分の日記やメモなどに現在の自分を記録し、定期的に見直すことで自分の成長を実感できるはずです。

できるようになったこと、ほめられたことをノートに一言でも残していたら、半年後、1年後に見返したときに自分の成長がわかってすごく元気が出ました!
自分を褒める時間をつくる
誰かに評価される前に、自分が自分を認めてあげることが劣等感を和らげる今後の土台となってくれます。
毎日でも月に一回でも大丈夫です。 その時にできたこと、工夫したこと、乗り越えたことを一つ一つ振り返り、自分を褒めてあげましょう。
※注意※ あなたが職場の誰かに否定され続けて強い劣等感や心身の不調感じている場合、自分で対処するだけでは改善できないかもしれません。信頼できる人に相談したり、環境を変えるのも一つの手段です。
まとめ
周りと比べてできていない、と思うことがあっても、昨日の自分より今日の自分の方が確実に成長しているはず。
成長が早い、評価されているように見えることだけが看護師、助産師としての全てではありません。焦って必要以上に苦しむことであなたの素敵な個性を台無しにしてしまわないよう、あなたのペースで成長していきましょうね。
まずはこの記事の中でひとつでも「実践してみよう」と思えたら大成功です。
このブログが、少しでもあなたの助けになれば嬉しいです。
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